J.W. GALLAGHER氏は1963年からテネシー州のスリンガーランド・ドラム工場の一部でShelbyブランドのギターの製作を始め、その後、息子のDon氏と1965年に独立、GALLAGHERギターの製作を始めます。DOC.WATSON氏が愛用したことから、名声を呼びカントリーブルーグラスギタリストのあこがれとなりました。
2000年代に日本のディストリビューターが商標の使用権を取得し、国内で製作、販売されましたが、商標権の使用に対する行き違いがあり、わずかな数を製作したものの、販売完了となってしまいました。
GL-12は当時の貴重なモデルで、ネック、ボディーのバインディングはアイボロイドセル、サウンドホールのロゼッタ、パーフリングは美しいソリッド・アバロンで装飾され、ポジションマークも白蝶貝のカスタムインレイの豪華仕様です。
ボディートップはソリッド・スプルース、サイドバックはローズウッドです。指板、ブリッジはエボニーです。
オリジナルコンデイションで、状態は年式からみてかなり綺麗です。フレットの消耗も極僅か、8分山以上あります。ピックガード上にピックキズが少々ありますが、目立つキズはみられず、ボディートップ、ネックバックとも極僅かなペン先ほどのポツキズ、ボディーバックに服のボタンでついた光にかざしてわかるスリキズが少々、塗装面は新品時の光沢を保持しておりピカピカです。
ゴールドのオリジナルロトマチックペッグのメッキ褪せも少なく綺麗です。
ナット幅：42㎜、気持ち薄めのレギュラーグリップネックです。
弦高は12フレット上、6弦：2.7㎜、1弦：1.8㎜の弾き易いセッティングです。
芯のしっかりした気持ち硬めのトーンで、しっかりとボリュームがあります。
抜けの良いブライトな鳴りはこのプライスでは考えられないくらいの出来栄えです。
日本の工場で精巧に作り込まれた鳴りの良い楽器です。Martinのサイズの合ったハードケース付きで、Martinのハードケースも値段がどんどん上がっているのでセットでこの値段はお買い得と思います。

種類···フラットトップ

ボディサイズ···ドレットノート

ブランド···Martin

シリーズ···Dreadnought